超福祉絵本展
-文字のない世界へ-
絵と写真だけ。
言語のかべを越えて、
想像しながら 心で読んでみて
子どものための図書館
「絵と言葉のライブラリー ミッカ」が
“超福祉”にちなんだ5つのテーマで100冊の本を選びました。
今回は第二弾 「文字のない世界へ」
あなたが手にとった本は、
どんな”超福祉”を語りかけてくれるでしょうか?
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01 「wave」
作:Suzy Lee
出版社:Chronicle Books
お母さんと海にやってきた女の子。
波打ち際で、カモメと一緒に戯れて遊ぶ・・・静かで穏やかな波、おしゃべりしているかのような波、
強さを誇り、女の子を飲み込んでしまいそうな大きな波。言葉はなく、絵だけの絵本。
ブルーとグレーの濃淡で、女の子の仕草、カモメのざわめき、そして
打ち寄せる波が表情豊かに描かれていて、ページをめくるたびに語りかけてくる。
波の音、女の子の声、カモメの鳴き声も聞こえてきそう・・・夏の終わりに、波のしぶきをかぶりながら、
女の子といっしょに、海を楽しんでみませんか?→作品情報
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02「TTP」
作:富安隼久
出版社:MACK
それは本来の目的、使い方とは違うのかもしれない。
8階 南向きに窓がある、とある部屋。
そこから見える、なにげない日常。タイトル「TTP」を意味する”tischtennisplatte”
1台の”卓球台”と共に人間のユニークさ、
ユーモア溢れる姿を切り取った写真集。ラストページに、あなたは何を想うでしょうか。
→作品情報
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03「なぜあらそうの?」
作・絵:ニコライ・ポポフ
出版社:BL出版
なぜ あらそいは おこるのか
なぜ あらそいは やまないのか
さいごに 何が のこされるのか穏やかで優しいイラストとは対照的な結末が待ち受けています
文字をいっさい使わず描かれており
静かに深く こころに訴えかけてくる一冊です→作品情報
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04「よるのおと」
作:たむら しげる
出版社:偕成社
男の子が池のほとりを歩いて、おじいさんの家に向かいます。
「こんばんは、おじいちゃん」と発するまでの数秒間の出来事。
その静かな夜の一瞬のようすが、透明感のある深いブルーの色彩の中、
小さなオノマトペだけで表現されている絵本です。空にはお月さま、虫の小さな鳴き声。
水を飲むシカの親子の水音。
獲物を待ち構えるカエルの鳴き声。
遠くを走る列車の汽笛。いつもなら、目にも耳にも入らないようなささやかな出来事に
ページをめくりながら、どんどん引き込まれていきます。静寂の中、この瞬間にも命は巡っているのだと気付かされる一冊です。
どうぞ、手にとってページを開いてみてください。→作品情報
05
Alice in Wonderland
作:Suzy Lee
出版社:Maurizio Corraini
06
Rop Van Mierlo – Wild Animals
作:Rop Van Mierlo
出版社:Mierlo
07
A travers
作:OM HAUGOMAT
出版社:EDITION THIERRY
08
Professione Coccodrillo
作:Giovanna Zoboli and Mariachiara Di Giorgio
出版社:Toppittori
09
Journey (Aaron Becker’s Wordless Trilogy)
作:Aaron Becker
出版社:Candlewick
10
MIRROR
作:Suzy Lee
出版社 : Seven Footer Press
11
にわとりとたまご
作:イエラ・マリ エンゾ・マリ
出版社: ほるぷ出版
12
あかいふうせん
作・絵:イエラ・マリ
出版社:ほるぷ出版
13
Michi
(福音館の単行本)
作:junaida
出版社:福音館書店
14
Footpath Flowers
文:
15
かようびのよる
作・絵:デヴィッド・ウィーズナー
訳:当麻 ゆか
出版社:徳間書店
16
漂流物
作・絵:デイヴィッド・ウィーズナー
出版社:BL出版
17
Mr Wuffles!
作・絵:David Wiesner
出版社:Andersen
18
Up and Up
作:シャーリー・ヒューズ
出版社:RHCP
19
雨、あめ
作:ピーター・スピア
版社:評論社
20
アンジュール-ある犬の物語
作:ガブリエル バンサン
出版社:BL出版
絵と言葉のライブラリー ミッカ
絵と言葉の本だけを集め、ライブラリー、シアター、ギャラリー、アトリエを内包した子どものための小さな図書館。
【住所】東京都葛飾区亀有3-26-1 リリオ館7F
【アクセス】JR常磐線 亀有駅南口 徒歩30秒(東京メトロ千代田線直通)
【開館時間】10:00~17:30
【おやすみ】月曜、第4木曜(祝日の場合は翌日)
【Tel】 03-6662-4315
【入館料】こども(小学生以下)無料/中高生・保護者 200円
※16歳以上のみでの入館はできません。お子さまと一緒にお越しください。
『絵と言葉のライブラリーミッカ』は、株式会社トレックと葛飾区による公民連携事業です。