SDGs ・社会課題解決型 日本・フィンランド 国際交流プロジェクト
全く異なる教育システム・社会保障制度を整備する日本とフィンランド両国の次世代を担う大学生が「精神障害のある人の社会共生」をテーマにタッグを組み、取り組んだ国際交流型プロジェクトです。
国際交流を通じた、メンタルヘルスをめぐる社会的障壁に関する課題解決と社会共生を目指し、日本からは東京大学 総合文化研究科 EMPOWER Projectの学生が、フィンランドからはヘルシンキ大学の学生が参加しました。
本プロジェクトは「超福祉展(正式名称:2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」の開催期間中、2020年9月6日にキックオフし、2ヵ年の活動を続けてきました。
キックオフシンポジウム映像
成果報告の場として、2019年7月1日に「SDGs未来都市」に選定された岩手県陸前高田市から、2度のYoutubeライブ配信を行い、全世界に向けて活動の成果を発信しました。
2021年11月8日 第2回国際交流で考えるSDGs シンポジウム映像
チームメンバープロフィール/研究テーマ
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Marjaana Hakala
障害とメディア表現
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Lotta-kaisa Mustonen
知的・発達障害者の自己決定の観点から分析・評価するフィンランドの年金制度
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Emma de Carvalho
アクセシブルな映画制作
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Virpi Mesiäislehto
タンザニアにおける、障害のある若い女性たちの性と生殖に関する権利と、痛みに対する精神的・心理的影響
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Karoliina Karlssin-Kuokanen
フィンランドにおける若者の自殺に影響を与える社会的危険因子について
フィンランドの若者の自殺と不平等の関連性
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Maija Koivisto
1929年-1969年の(重度の聴覚障害者間の結婚を禁止する結婚法の施行期間)フィンランド聴覚障害者コミュニティにおける、民族衛生学と強制不妊・強制中絶
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Shun Kageyama
自然環境とメンタルヘルスの関連性を学術的にリサーチ
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Yuto Ueda
芸術とメンタルヘルスの関連性 メンタルヘルスを含む、人々の健康を保つための文化・芸術活動
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Yuuka Mizushima
コミュニティ×メンタルヘルス 教育社会学視点を含めて分析する、地域社会・人々のつながりがもたらすメンタルヘルスへの効果
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Chloe Ichihashi
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Satoshi Iiyama
体調、周囲の自然環境、生活習慣、心理的負荷などの要素の関連性を踏まえ、メンタルヘルスの状態を測定する新サービスの開発
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Keitaro Hiwatashi
体調、周囲の自然環境、生活習慣、心理的負荷などの要素の関連性を踏まえ、メンタルヘルスの状態を測定する新サービスの開発
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Satoko Hagino
絵本やイラストがもたらす精神的な治癒効果について
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Rika Sugata
音楽・芸術的媒体のメンタルヘルス・ウェルビーイングにもたらす効果 地域社会・人々のつながりがもたらすメンタルヘルスへの効果
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Hisayo Katsui
Associate Professor in Disability Studies,
Social Sciences, Helsinki University国際基督教大学、イギリスのSouthampton Universityを経て、ヘルシンキ大学で博士号取得。人権研究所や障害者団体での研究職、また国連障害関連特別報告官の主任研究者を経て現職。前北欧障害学会理事、フィンランド障害学会会長、Scandinavian Journal of Disability 編者等役職、著書多数。 -
Takashi Izutsu
東京大学大学院総合文化研究科教養教育高度化機構 特任准教授
東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野保健学博士。
国連人口基金専門分析官、国連本部精神保健・障害チーフ、 世界銀行上級知識管理官、 国連世界防災会議障害を包摂した防災フォーラム議長、 国連障害と開発報告書精神障害タスクチーム共同議長等を経て現職 。 -
EMPOWER Project
東京大学のチームと、EMPOWER KANAZAWAが発信元となり、国連、文化・芸術界、企業、世界の若者とのパートナーシップを通じて、東京オリンピック・パラリンピックや、国連「持続可能な開発目標(SDGs)」の「誰一人取り残さない」社会実現に向けて、「協力者カミングアウト」を推進している。国連本部で好事例として取り上げられたり、SDGs ACTION! Awardsを獲得する等、世界的に注目されている若者発のムーブメント。EMPOWER Project