超福祉の図書館資料「3D模型」とは?
2025年11月1日(土) -
コロナ禍において非接触でのコミュニケーションを求められた世界中の人々に対して、それまでに躍進を遂げたインターネットとICT技術を活用した仮想空間での3D(3 Dimensional;3次元)立体表現は、非常に豊かな情報を与えてくれました。しかし、その豊かな情報は、視覚に大きく依存するものであり、SDGsを目標に掲げている割には、視覚障害者を置いてけぼりにしてしまっています。
ある視覚障害者が言いました。
「だって、触れないじゃん」
3Dプリンターで印刷した触察模型や立体地図は、既存の図書館の障害者向け資料とは守備範囲が異なる情報を、視覚から情報を得ることが困難な方々へ、伝えることが可能なものです。
【超福祉の図書館資料】と呼ぶべきものです。
このシンポジウムでは、様々な追い風(障害者権利条約や読書バリアフリー法、障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法等)を受けて、情報提供施設としての様々な館種の図書館における、3D模型や立体地図を活用した最新の取り組みを紹介しつつ、未来の図書館資料について語り合いたいと思います。
※ こちらのシンポジウムは発話者の発言を音声認識し、即座に翻訳・テキスト変換することで、発言内容を複数端末にリアルタイムで翻訳・テキスト表示する「UDトーク」を導入しております。
座席予約お申し込み
https://sws2025-thm0111.peatix.com
※ 上記URL(peatix)から座席のご予約のお申し込みができます。
※ 当日会場でも空席があれば自由にお座りいただけます。また立ち見も可能となっております。
※オンラインでご視聴の方は事前申し込みは不要です。
【ご視聴後はアンケートご回答にご協力お願いします】
※Googleフォームが開きます
https://forms.gle/oo1aMHRn4AiKCRNb6
登壇者
-
土居 由知(ドイ ヨシトモ)
静岡県視覚障害者情報支援センター センター長/全国視覚障害者情報提供施設協会(全視情協)点訳委員会 委員長
私は視覚障害者に情報提供する施設に勤務しています。全盲でもあります。3D模型は、点字・音声に続く第3の媒体として、具体性・リアリティを保障するものとして、今後、とても重要だと確信しています。
■静岡県視覚障害者情報支援センター
https://i-center-shizuoka.jp/ -
臼田 玲子(ウスダ レイコ)
神奈川県立高浜高等学校 学校司書/前・神奈川県立平塚盲学校 学校司書
神奈川県の学校司書として県立高等学校5校に勤務後、県立平塚盲学校に2021〜2024年度の4年間勤める
■神奈川県立高浜高等学校
https://www.pen-kanagawa.ed.jp/takahama-h/■神奈川県立平塚盲学校
https://www.pen-kanagawa.ed.jp/hiratsuka-sb/ -
矢部 剛(ヤベ タケシ)
新宿区立戸山図書館 館長
伊藤忠記念財団が所有した児童館で主にキャンプ等の野外活動事業を担当。その後、電子図書普及事業部長に着任し、マルチメディアDAISYの普及を通し、障害がある子どもの読書環境整備に努めた。2022年より現職。
■新宿区立戸山図書館
https://www.library.shinjuku.tokyo.jp/facility/toyama/index.html -
近江 弥穂子(オウミ ミホコ)
横浜市立あざみ野第一小学校 学校司書
元木先生との会話をきっかけに、視覚障害や点字への理解を深める授業支援を開始。3D教材を使い、年1回、3年間継続中。
■横浜市立あざみ野第一小学校
https://www.edu.city.yokohama.lg.jp/school/es/azamino1/ -
元木 章博(モトキ アキヒロ)
鶴見大学文学部ドキュメンテーション学科 教授/元・鶴見大学図書館 館長
2005年4月から現職。館種を問わない図書館の障害者サービスについて研究に従事。特に2022年からは、3Dプリンターで印刷した触察模型や立体地図を使用した視覚障害者に対する新しい情報保障を実践している。
■鶴見大学
https://www.tsurumi-u.ac.jp/■大学教授に聞く。「誰も取り残さない情報保障とは」 鶴見大学 元木章博さん
https://spot-lite.jp/motoki-akihiro/